今年の4月に、元『Halo』のクリエイティブ・ディレクターを務めたJoseph Staten氏がNetflixスタジオに加入し、オリジナルIPのAAAマルチプレイヤーゲームの開発を行うことを発表しました。最近では、かつて『ゴッド・オブ・ウォー』のアートディレクターであったRaf Grassetti氏も、ソニー・サンタモニカスタジオを離れ、このオリジナルIPプロジェクトに参加することを発表しました。
Netflixは積極的に優秀な人材を採用し、様々なゲームメーカーからベテラン開発者を引き抜いています。これはNetflixがゲーム業界での事業拡大に対する野心と決意を示している証拠です。
2022年から、激しいゲーム市場競争に参加するため、Netflixはより多くの準備を行い、多様なゲーム製品のラインアップの構築に取り組んでいます。
Netflixは、NextGames、Boss Fight Entertainment、Night School Studio、Spry Foxなどの既存のゲーム開発チームを買収するだけでなく、フィンランド、南カリフォルニア、ロサンゼルスなどで自社スタジオを設立しました。
また、Netflixはさまざまなチームと協力して多種のタイプや規模のゲームプロジェクトを開発しています。現在、Netflixは総計86のゲームを開発中であり、そのうち16は自社開発、70は外部パートナーとの共同開発です。Netflixは3月のプレスリリースで、今年40の新作ゲームを発表することを宣言しました。
8月、Netflixのゲーム担当副社長マイク・ヴェルドゥ氏（Mike Verdu）は、Netflixが自社のゲームをテレビ、PC、Macなどの複数プラットフォームに拡大し、積極的にテストを行なっていることを示唆しました。
2021年にモバイルゲームサービスを追加して以来、Netflixはゲームビジネスの拡大に向けて急速に行動しており、そのわかりやすいアプローチ（例えば、映画やドラマの全エピソードを一度にリリースするなど）が要因の一つです。Netflixの拡大戦略は確かに素晴らしい成果をあげており、例えば、「Night School Studio」の買収、今年7月に発売される物語性の高いアドベンチャーゲーム「OXENFREE」の続編である「OXENFREE II：Lost Signals」のリリースが挙げられます。
中国には「万事俱备、只欠東風」という成語あります。この言葉は、大きなプロジェクトの準備が整い、あとはキックオフのタイミングを待つだけというときによく使われます。まさに今日、Netflixがゲーム事業を成功させるために行っていることです。
SheerSheerのゲーム事業は2005年に始まり、ゲーム業界の成長の波に乗り、全大陸にまたがる現在の壮大な規模にまで成長しました。今後、18年にわたるゲーム制作経験と大規模でプロフェショナルな国際制作チームによって、より広範なグローバルビジネスの青写真を描いていくことでしょう。
投稿時間: 2023 年 9 月 4 日
